2019-01-01から1年間の記事一覧

舞台巡りに関するメモ 【吹雪御前編】

※天外魔境Ⅱの舞台巡りに関する考えをまとめるために書いただけの文章です。 これから舞台巡りをしていく上で漠然と舞台巡りをするのではなくテーマを設定してから、そのテーマに沿った舞台巡り(合わせて資料集めも)をしていきたいと考えています。今まで暗…

イヒカの巨人探索記 弐の銅鐸編

和歌山県は県全体に魅力的な名所旧跡、レジャー施設が存在しており観光地としては日本有数の土地だと私は思いますが、その和歌山県で最大の観光地といえば白浜町なのではないでしょうか。美しいビーチで楽しむマリンスポーツ、豊富な温泉、美味しい海の幸、…

イヒカの巨人探索記 壱の銅鐸編

日本に観光地は数多くあれど神社仏閣というジャンルの中で特に有名であるのは京都の清水寺と奈良の東大寺が二強なのではないでしょうか。私も東大寺には二度ほど訪れたことがあり、一度目は小学校の修学旅行でしたのでほとんど覚えていませんが、二度目は成…

三貴子と天外魔境

古事記には数多くの神々とその子孫が登場します。一読するとカタカナの洪水のようであり、全てを覚えるのはよほどの日本神話マニアでもない限り不可能ではないかと思えるほどの情報量です。例として神産みの一部を抜粋してみましょう。 そのお産み遊ばされた…

『見るな』の向こう側にあるもの 続き

前回の投稿後に思いついたことなのですが、よくよく考えてみると卍丸と絹の関係も『異類婚姻譚』の一種ではないだろうか。卍丸は『人間』の男性であり、絹も一見するとごく普通の人間の少女のようであるが、実際は『鬼と人間』のハーフであり、鬼の力を開放…

『見るな』の向こう側にあるもの はまぐり姫と見るなの禁止

幻夢城においてはまぐり姫と卍丸達が初対面する際にはまぐり姫は幻術で白川村を完全再現し、卍丸の『母親』の姿に化けて現れ、卍丸達を罠にかけようとします。幻を操るはまぐり姫の本領発揮というべき印象的なシーンなのですが、これってよく考えると罠とし…

『ヨミとマリ』は『イザナギとイザナミ』か?

天外魔境Ⅱ卍MARUというテレビゲームは創造神(岸田今日子)によってヨミとマリが生み出され、創造神より使命を与えられた二人が宇宙を放浪した果てに「生命に満ち溢れた青い星」に降り立つシーンから物語が幕を開けます。 天外魔境Ⅱにおけるヨミとマリの関係…

30年目の吹雪御前最強説

突然ですが、男は『最強』という頭の悪い言葉が大好きである。 ・ボクシングの各階級における歴代最強のチャンピオンは誰か? ・プロレスでガチンコ最強なのは誰か?(マサ斎藤…) ・『ホンダ・CBR1100XX』と『カワサキ・ZX-12R』と『スズキ・ハヤブサ』はどれ…

『加害者』としての人魚

いきなりですが、皆さんは『人魚』に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?最初に接した作品にもよるでしょうが、知名度から考えてやはりアンデルセンの『人魚姫』が現代の我々が持つ人魚像の代表的なものなのではないでしょうか。(知名度から考…

人魚は涙を流すかー天外魔境Ⅱと人魚の涙

天外魔境Ⅱ卍MARUの登場人物の一人『極楽太郎』は千年前の火と根の戦争の際に恋人であった人魚『千代』の涙を飲むことで千年の寿命を得ることとなり、千年後に卍丸たち火の勇者と出会い、打倒ヨミに力を尽くすことになっています。人魚の涙を飲むことで長寿を…

天外魔境Ⅱ 卍MARU

1992年に発売されたテレビゲーム『天外魔境Ⅱ卍MARU』はテレビゲームという『創作』ではありますが、単なる作り話ではありません。天外魔境Ⅱに登場する地名や史跡、出来事のほとんどはベースとなる『事実』が存在します。 私は小学生の時に初めて天外魔境Ⅱを…