画太郎先生だぁ~い好き

漫画に関する文章を書いていてもう一つ書きたくなったので5分くらいで書き殴っているのですが、私、漫☆画太郎先生の『地獄甲子園』が大好きなんです。
これは前に挙げた完璧な三作品とは方向性は全く違いますが、弾道としては同じというか、これはこれでこんなにキレーに終わっている漫画ないですよ!
というより初めて読んだ時の衝撃ったらデビルマン級でしたよ。
私は漫画というのは大なり小なり読者、消費者に対するサービス商品であり、例えるならディズニーランドやUSJと同じようなものだと思っています。
つまり、お金を払えばそれに見合った娯楽が貰えますよ、漫画側は代金分はサービスさせていただきます!…というものだと思っていました、というか今でも基本はそうでしょう。
でもねぇ、この地獄甲子園という漫画は、というより漫☆画太郎先生にはそんな常識通用しなかったんですよ。
もはや伝統芸にもなっているコピーの連発、同じ展開の繰り返し、死ぬほど荒くなっていく作画、全力で読者をぶん殴ってくるウソ懸賞、全ての伏線をぶっ飛ばした伝説のラスト…(一巻の番長とかどこいったんだよ…なんて疑問には一切答えてくれない。)
こんなにもこんなにも読者を舐め切っている漫画がこの世に存在している事実への衝撃というか…
画太郎先生もスゲーけど、これにOKだした天下の集英社ジャンプコミック編集部もスゴ過ぎるぜ…
いやほんと自分が常識だと思っていたことが、常識じゃ無かったと知らされた時の衝撃ったらないですよ。ディズニーランドだと思って入ったら実は殺人野球大会だったんだから。

どっかで見た言葉に「クリエイターにとって最大の誉め言葉とは誰にも似ていない、ということである。」というのがありましたが、そういう意味では誰にも似ていないですよ。画太郎先生以外、誰がこんな漫画描けるっての。

 

 

 

 

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最高過ぎる3巻のあらすじ。ちなみに私が持っている単行本はブックオフで買いました。